既設の釣竿V型アンテナの給電部を完全防水型に改造し、3.5メガにもQRV

出来るようにトライしてみました。          2015年4月26日

 

1.           2つの塩ビパイプを固定するコの字型金具です。M5とM6の長ボルトを

金具の裏から通し、ナットで締め付けています。このボルトの頭の分だけ

合板はドリルで掘ってあります。なお、金具は木ネジで合板に固定してます。

M5とM6で違うのは長ボルトの入手の問題です。

 

 

2. 3.5メガ用の追加コイルです。外径38のパイプに1ミリポリウレタン線を35回ずつ

巻いてます。下の写真は55回ずつ巻いてますが、最終的には35回でOKでした。

 

 

3.           調整用の基本コイルです。外径60のVU塩ビに2ミリの銅線を30回ずつスペース

巻きしてます。自在ブッシュを3ケ所両面テープでパイプに貼り付け、均等なスペース

を確保してます。

 

 

4.           ケースに収めた状態です。未来工業の屋外で使用可能な箱を準備しました。

一般的なポリプロピレンのタッパと違い、紫外線にも強いようです。

3.5メガ以外は奥のコイルは使用しません。切り替えは全てみの虫クリップで

行います。

 

 

 

5.           アンテナ全景です。撮影のためフタを開けた状態です。

中央の黒いのが市販のバランです。

 

 

6.3.5メガの様子です。3.548でSWR1.2 インピーダンス40Ωとなりました。

  エレメントは片側5.4メートル、調整用コイルは外から左15回目、右6回目で

  良い結果が出ました。(バンド内SWR2以下)

左右でタップの位置が違うのがインピーダンスを追い込むポイントです。 

 

 

 

以上、長短2種類のエレメントを切り替えることで3.5から18メガまでQRV出来ます。

3.5メガではオールJAコンテストで3局SSBで交信しました。

5.4mのエレメントで3.5、7.10メガ、もう1本のエレメントで14から上に使用します。

ただ、短い方のエレメントは長い方のエレメントの影響を受けますのでかなり短くしないと

低い周波数に同調するようです。27メガ用の長さで18メガに同調する感じです。

エレメント同士の干渉をいかに低くするかが残る課題となりました。

 

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